企業パフォーマンスとESG 11 9月, 2026

次世代CFOの役割:なぜ経営管理部門は企業全体のパフォーマンスを統括する「司令塔」となったのか

担当:Krista Fuller

主なポイント

  • CFOは、戦略、リスク、テクノロジー、データ、そして実行をつなぎ、企業全体のパフォーマンスを統括する司令塔へと進化
  • CFOに求められる責任範囲は、デジタル変革の推進、AIの活用、資本配分の最適化、そして経営戦略のリーダーシップまで拡大
  • 経営管理部門のリーダーは、部門の枠を超えた全社的な変革を推進
  • 統合型の経営管理プラットフォームは、計画策定、レポーティング、ガバナンス、そしてAIを単一のデータ基盤上で結ぶ

経営管理部門のリーダーは大きな転換期を迎えています。変革が日常化する中で、CFOには不確実性の高い環境を乗り越えながら、迅速かつ的確な意思決定を行い、企業価値向上に向けたパフォーマンス変革を牽引する役割が求められています。

経営管理変革は、もはや一時的なプロジェクトではありません。多くの企業にとって、それは日々の業務環境そのものとなっています。継続的な市場変動、複雑化する規制環境、そして急速なAIの進化を背景に、CFOに求められる役割は、業績を管理することだけにとどまりません。戦略、リスク、テクノロジー、資本配分、そして事業実行を全社横断で結び付け、企業全体のパフォーマンス向上を牽引する存在としての役割がますます重要になっています。

こうした変化は、「変化への備え」を競う時代から、その先の新たな段階への移行を示しています。もはや成功は、組織がどれだけ変化に備えているかではなく、変化する環境にどれだけ迅速かつ効果的に対応できるかによって決まります。その結果、CFOは企業全体のパフォーマンスを統括する“オーケストレーター”として、不確実性を乗り越えながら、インサイトを具体的なアクションへとつなげる役割を担うようになっています。

ウォルターズ・クルワーとCCH Tagetikが実施した「 2026年版 Future Ready CFO 調査」では、20カ国1,672名のシニア経営管理リーダーを対象に調査を行いました。その結果、デジタルトランスフォーメーションはすでに経営管理部門に深く根付き、統合システム、デジタル化された業務プロセス、AI活用施策の導入が着実に進んでいることが明らかになりました。今、企業の関心は「変革そのもの」から、「その変革をいかに成果につなげるか」へと移りつつあります。

本記事では、ウォルターズ・クルワーとCCH Tagetikによる「 2026年版 Future Ready CFO 調査」の結果に加え、ウォルターズ・クルワー、CCH Tagetik、デロイトの経営管理変革リーダーが登壇した「Future Ready CFOウェビナーシリーズ」第1回セッションで共有された知見も交えながら、これからのCFOに求められる役割について考察します。

ウォルターズ・クルワー Wolters Kluwer Corporate Performance & ESG CEOのMaria Montenegro氏は、レポートの中で次のように述べています。

「将来への備えは、前提条件が崩れたときに、経営管理部門がパフォーマンス・オーケストレーターとしてどれだけ効果的に機能できるかによって決まります。」

CFOは“備える時代”から“対応し続ける時代”へ

10年以上にわたり、経営管理変革は「変化への備え(Readiness)」によって定義されてきました。企業はERP環境の刷新を進め、決算業務のデジタル化を実現し、計画策定、レポーティング、連結管理を統合してきました。また、経営管理部門のリーダーは、データ品質の向上、可視化の強化、さらには経営管理部門と事業部門との連携強化に取り組んできました。

こうした取り組みの重要性は今も変わりません。しかし、根本的に変化したことがあります。それは、変革がもはや「開始と終了のあるプロジェクト」ではなくなったということです。変革そのものが、企業を取り巻く日常的な業務環境となったのです。

「 2026年版 Future Ready CFO 調査」によると、多くの経営管理リーダーはすでにデジタル成熟度の高い環境で業務を行っています。レガシーシステムを主要な障壁と考えている回答者はわずか14%にとどまり、過半数がデジタル施策、業務プロセスの近代化、そして経営管理変革そのものが日々の業務に組み込まれていると回答しています。

今、焦点は「準備」ではなく「実行責任」に移りつつあります。重要なのは、変化に備える能力ではなく、変化が現実として起きている最中に、それへどれだけ効果的に対応できるかです。

経営管理リーダーは、不確実性への備えの度合いではなく、不確実性が顕在化した際にどれだけ迅速かつ的確に意思決定し、組織を導けるかによって評価される時代を迎えています。

増え続ける期待と責任に向き合うCFO

今回の調査で特に注目すべき結果の一つは、CFOに求められる役割が拡大し続けている一方で、従来の期待や責務は一切軽減されていないという点です。

ガバナンスの維持、コンプライアンス対応、リスクマネジメント、そして財務統制は、依然としてCFOの中核的な責任です。その一方で、CFOの役割はさらに広がりを見せています。経営管理リーダーには、変革の推進役として組織を導くだけでなく、資本配分の最適化を支援し、AI活用をリードし、CEOや経営陣の戦略的パートナーとして企業価値向上に貢献することがより強く求められるようになっています。

しかし重要なのは、こうした新たな役割が加わったからといって、従来の責務がなくなったわけではないということです。

CFOには引き続き、既存の責任を果たしながら、さらに次のような役割を担うことが期待されています。

・経営管理変革を主導する
・業務プロセスの高度化・モダナイゼーションを推進する
・AI活用の方向性を示し、導入を牽引する
・資本配分に関する意思決定へ影響力を発揮する
・全社的な経営戦略の立案・実行を支援する
・CEOおよび経営陣(C-suite)の戦略的パートナーとして機能する

調査では、CFOや経営管理リーダーの役割が大きく広がっていることが明らかになりました。

  • 53%がデジタル変革および業務プロセス変革の責任を担う 
  • 42%が資本配分や投資意思決定を統括
  • 40%がリスクマネジメントを担当

Deloitte UK、経営管理戦略・変革担当パートナーの ayal Shah氏は、今日の経営管理リーダーには、財務・会計の専門知識だけでなく、市場や競争環境に対する深い理解がこれまで以上に求められていると指摘しています。製品や顧客、市場動向への理解を深めながら、事業戦略やポートフォリオ戦略の策定にも積極的に関与するケースが増えています。

つまり、現代のCFOは単に業績を報告・管理する存在ではありません。企業のパフォーマンスを形成し、将来の成長を左右する意思決定や投資判断に影響を与える、より戦略的な役割を担うようになっています。

CFOの役割は、「数字の管理者」から「企業価値向上を推進する経営パートナー」へと進化しているのです。

CFOが「エンタープライズ・パフォーマンス・オーケストレーター」へと進化する理由 

レポートでは、これからのCFO像として「Performance Orchestrator(パフォーマンス・オーケストレーター)」という考え方が提示されています。

この役割は、以下の領域が交わる中心に位置しています。

・経営戦略(Strategy)
・資本配分(Capital Allocation)
・テクノロジー(Technology)
・リスク管理(Risk)
・コンプライアンス(Compliance)
・データ活用(Data)
・部門横断の連携(Cross-functional Collaboration)

つまり、経営管理部門の枠にとどまるのではなく、CFOにはこれらの領域を横断的につなぎ、組織がより迅速かつ確信を持って意思決定できる環境を実現する役割がますます求められています。

この変化は、企業を取り巻く競争環境そのものが変わってきていることを反映しています。もはや企業が競争優位を築く要因は、情報へのアクセスそのものではありません。競争力を左右するのは、得られた情報をいかに素早く具体的なアクションへと変換できるかです。

その中で経営管理部門は、データ、インサイト、そして意思決定を全社的につなぐ「接着剤」あるいは「ハブ」としての役割を担うようになっています。

CFOの役割は財務・経営管理機能に限定されるものではなくなりました。いまや企業全体の変革と成長を支えるリーダーとして、組織全体を動かす存在になりつつあります。
Deloitte 経営管理戦略・変革担当パートナー Payal Shah氏

AIは単なる業務効率化ツールから、戦略的な意思決定を支援する“経営の参謀”へと進化しつつあります

AIは、いま企業変革の中心的な推進力となっています。

2026年版 Future Ready CFO 調査によれば、経営管理部門のリーダーの約半数(47%)がAIの導入・活用を最も重要な変革要因と認識しています。AIは単なる効率化技術ではなく、企業の意思決定や経営管理のあり方そのものを変える中核的な存在となりつつあります。

 CFOは、AIを生産性向上のツールではなく、より迅速かつ高度な経営判断を支える戦略的基盤として捉え始めています。

従来、AI活用に関する議論の中心は次のような領域でした。

・手作業の削減
・決算・連結プロセスの迅速化
・定型業務の自動化
・経営管理部門の運営コスト削減

現在、多くの経営管理リーダーは、AIを単なる効率化ツールではなく、戦略的な競争力を支える重要なケイパビリティとして捉えています。

本レポートによると、経営管理部門のリーダーは、AIと高度な分析技術が経営管理のあり方を大きく変えると期待しています。特に、次の領域で大きな変革が見込まれています。

・財務モデル分析・シミュレーション(63%)
・財務報告(62%)
・資本配分・投資判断(62%)
・予算策定、予測分析、業績分析(62%)
・シナリオプランニング(60%)

これらは単なるバックオフィス業務ではありません。企業戦略そのものを形づくる意思決定プロセスです。

CCH Tagetik Global Head of Solution Consulting のMike Shuker氏は、この変化が経営管理リーダーの優先事項にも表れているとし、以下のように述べています。
「彼らの関心は、製品やブランド、販売チャネル、そしてそれらの外部要因がどのように相互作用し、より精度の高い予測につながるのかという点へと移っています。」

その結果、AIはリスク評価、投資判断、予測策定、資本配分といった領域において、組織の意思決定を支える中核的な要素となりつつあります。

AI活用を阻む最大の課題は、技術ではありません

AIへの投資が広く進む一方で、多くの企業は依然として導入や全社展開(スケーリング)に課題を抱えています。
その最大の障壁は、しばしばテクノロジーではなく「信頼」です。経営管理部門は、AIが生成したアウトプットの背景にあるデータ、前提条件、ロジックに確信を持つ必要があります。

調査によると、デジタル変革を阻む最大の要因は、もはやインフラではありません。経営管理リーダーの27%が「変化への抵抗」や「組織文化」を挙げており、これが最大の障壁となっています。続いて19%が「デジタルスキル不足」を課題として挙げています。

Deloitteの経営管理戦略・変革担当パートナーであるPayal Shah氏は、現場でよく見られる課題として次のように指摘しています。経営管理担当者は、AIが生成した予測を信頼する前に、その予測を手作業で再現して確認したいと考えることが少なくないのです。

これは、AI活用におけるより根本的な課題を反映しています。AIは予測を生成できますが、経営管理部門は依然として次の点について確信を持つ必要があります。

・データ品質
・ビジネスドライバー(業績を左右する要因)
・モデルの前提条件
・予測ロジック
・説明可能性

透明性がなければ信頼はなかなか育たず、信頼がなければAI活用の拡大も限定的なものにとどまります。

CCH Tagetikのグローバル ソリューションコンサルティング責任者であるMike Shuker氏も、AIへの信頼を構築するうえで透明性が極めて重要であると強調しています。
「結果がどのように算出されたのか、どのような前提条件が用いられたのか、そして何がその結果を左右しているのかを理解することが、信頼の構築につながります。」

経営管理担当者の多くは、AIが作成した予測をそのまま受け入れるのではなく、自ら検証することで信頼性を確かめたいと考えています。AIへの信頼は、多くの人が期待していたほどのスピードでは浸透していないのが現状です。
Deloitte 経営管理戦略・変革担当パートナー Payal Shah氏

なぜ今、経営管理において「信頼」が重要なのか

AI活用が進む中で明らかになった最も重要な教訓の一つは、テクノロジーだけでは十分ではないということです。経営管理リーダーは今、AIに対してより高い説明可能性を求めています。

AIが生成した予測の精度が85%や90%に達していたとしても、その予測がどのようなプロセスで導き出されたのかを経営管理部門が理解できなければ、活用は思うように進みません。

そのため、AI時代の経営管理組織では、以下の要素を組み合わせた運営モデルが求められています。

AIによる提案・推奨
透明性のある前提条件
人によるレビュー
ガバナンス管理
説明責任を担保する仕組み

また、財務面や経営面に大きな影響を及ぼす意思決定においては、人による監督(Human Oversight)が責任あるAI活用の重要な要素であり続けます。

AIを活用した経営判断の土台となるのは「信頼」です。データや前提条件、そしてAIが生成する結果に対する確信がなければ、どれほど高度なAIであっても組織内で広く活用されることは難しいでしょう。

AIの価値を最大限に引き出すには、信頼できるデータを支える強固なデータ基盤が欠かせません。
Deloitte 経営管理戦略・変革担当パートナー Payal Shah氏

機能単位の自動化から、全社変革へ

AIは、組織内の個別部門ごとに導入するものではありません。

例えば、受注から入金まで(Order-to-Cash)のプロセスを考えてみましょう。このプロセスは営業・販売部門から始まり、サプライチェーンや物流・出荷へとつながります。そして請求、債権回収、カスタマーサービスを経て、最終的には資金管理にまで及びます。

こうした中で、特定の部門だけを対象としたAI施策では、本来得られる成果の一部しか実現することはできません。

そのため、先進的な企業では今、個別業務の最適化ではなく、業務プロセス全体を見直すエンドツーエンドの変革に取り組むようになっています。

その実現には、経営管理部門が次のような組織と連携することが不可欠です。

・営業・事業部門
・サプライチェーン部門
・CIO組織・IT部門
・シェアードサービス組織
・各事業部門

そして、これからのCFOは、これらの組織をつなぐ「ハブ」の役割を果たします。

テクノロジーへの投資を企業全体の成果へと結び付け、部門を横断した変革を推進することこそが、これからのCFOに求められる重要な役割となっています。

経営管理部門は、もともと部門横断で全体最適を考える役割を担ってきました。そのため、エンドツーエンドの業務変革を推進する立場として最適なポジションにあります。
さらに、CFO組織が持つリスク管理やガバナンスに関する知見は、AIを責任ある形で活用していくうえで欠かせないものとなります。
Deloitte 経営管理戦略・変革担当パートナー Payal Shah氏

CFOが向き合う新たな資本配分の課題

資本配分は、現代のCFOにとって最も重要な経営課題のひとつとなっています。

Future Ready CFO調査によると、現在の資本配分に大きな影響を与えている要因は次の3つです。

  1. AIの導入・活用(43%)
  2. 金利変動や資本市場環境の変化(42%)
  3. 規制・コンプライアンス対応の複雑化(37%)

これらへの投資は、もはや「あれば望ましい」ものではなく、企業が競争力を維持するために欠かせない投資となっています。一方で、その投資対効果を測定することは依然として容易ではありません。実際に、経営管理リーダーの41%が、AI導入における最大の課題として「導入コストとROIのバランス」を挙げています。

その結果、CFOには難しい舵取りが求められています。競争力を維持するために十分な投資を行いながら、投資規律を維持し、収益性を確保すること。さらに、成長を追求すると同時に、不確実性に耐えうるレジリエンスを高めること。この高度なバランスを実現することが、企業価値創造の鍵となっています。

次世代CFOに求められる経営管理基盤とは

CFOの役割が企業全体のパフォーマンスを統括する存在へと進化する中で、テクノロジーにも変革が求められています。

もはや単にAI機能を追加するだけでは十分ではありません。決算・連結、予算策定、予測、レポーティング、パフォーマンス管理、分析といった経営管理プロセスが、信頼できるデータ基盤の上で統合的に運用される環境が必要とされています。

そのため、多くの企業が統合型経営管理プラットフォームの重要性を再認識しています。

これからのCFOを支える経営管理基盤には、以下のような機能が求められます。

・財務・非財務データの統合
・決算・連結管理
・予算策定・予測
・シナリオ分析
・パフォーマンスレポーティング
・ガバナンス・内部統制
・データの透明性
・AIによる分析支援
・ワークフローの統合管理
・部門横断のコラボレーション

 

デジタルトランスフォーメーションから「デジタルで成果を創出する」段階へと移行する中で、多くの企業が経営管理テクノロジーのあり方を見直しています。CCH Tagetikのような統合型経営管理プラットフォームは、決算・連結管理、計画策定、予測、レポーティング、シナリオ分析、規制開示、パフォーマンス管理を、単一の信頼できる環境で連携させることを可能にします。

これはまさに、CCH Tagetikが解決するために設計された課題領域です。

CCH Tagetikは、決算・連結管理、予算策定、予測、レポーティング、シナリオ分析、規制開示、パフォーマンス管理を一つの統合型経営管理プラットフォーム上で実現します。信頼性の高い経営管理データとExpert AIを組み合わせることで、企業は計画策定の俊敏性を高め、インサイト創出を加速し、ガバナンスを強化するとともに、全社レベルでより確信を持った意思決定を支援できるようになります。

CCH Tagetikは、Expert AIによって決算・計画策定・レポーティングを高度化する、業界をリードする統合型経営管理プラットフォームです。経営管理リーダーが 「今日をリードし、明日を切り拓く」 ことを支援します。

財務・経営管理プロセスを単一のプラットフォームに統合することで、企業はAI活用、全社計画策定、パフォーマンス管理、そして戦略的意思決定に不可欠な、信頼できるデータ基盤を構築できます。

そして最大の価値は、信頼できるデータ、統合された経営管理プロセス、ガバナンス、説明可能性、そしてAIによる高度なインサイトを、単一の運用環境の中で一体化できることにあります。

AI時代に求められるCFOの5つの優先課題

Future Readyな経営管理組織を実現するために、CFOと経営管理部門には次の5つの優先課題があります。

  1. 信頼できるデータ基盤を構築する 
    AIの価値は、基となるデータの品質と信頼性によって決まります。まずは正確で一貫性のあるデータ基盤の整備が不可欠です。

  2. エンドツーエンドで業務変革を推進する
    部門ごとの最適化ではなく、バリューチェーン全体を見据えた業務プロセス改革が求められます。

  3. 経営管理部門のAIリテラシーを高める
    AIを活用するだけでなく、その仕組みや限界を理解し、結果を適切に評価・活用できる人材育成が重要になります。

  4. 説明可能な意思決定の仕組みを構築する 
    AI活用が拡大するほど、透明性、説明責任、ガバナンスの重要性は高まります。AIを信頼できる経営ツールとして活用するためのルール作りが欠かせません。 

  5. 統合型経営管理の実現に投資する
    決算、予算、予測、レポーティング、パフォーマンス管理、分析を共通基盤上で連携させることで、より迅速で精度の高い意思決定が可能になります。

Future ReadyなCFOは、すでに変革の途上にいる 

Future ReadyなCFOとは、「変革を完了したCFO」ではありません。

なぜなら、変革はもはや到達点ではなく、企業が常に向き合い続ける環境そのものとなっているからです。

これから成功する企業は、市場環境の変化に応じて継続的に学び、予測し、意思決定を進化させ続ける組織です。

その競争優位の源泉は、導入したテクノロジーそのものではなく、組織が獲得した俊敏性にあります。

これからのCFOには、戦略、データ、AI、リスク、パフォーマンスを結びつけ、企業全体の意思決定を支える仕組みを構築することが求められています。

そして経営管理部門は、単に結果を報告する機能から、企業の次の成長を形づくる戦略的パートナーへと進化していくのです。

今日をリードし、明日を切り拓く。  

今求められているのは、変化に対応する経営ではなく、変化を機会に変える経営です。

さらに詳しく知る

本記事でご紹介した内容は、「2026年版 Future Ready CFO」調査の結果と、CCH Tagetikがスポンサーを務めるFuture Ready CFOウェビナーシリーズ第1回での議論をもとにしています。

これらのテーマについてさらに理解を深めたい方は、ぜひ以下をご覧ください。

今日をリードし、明日を切り拓く。  

Krista Fuller
Global Director of Product Marketing at CCH Tagetik - CP & ESG Division, Wolters Kluwer
Krista Fuller is the Global Director of Product Marketing for CCH® Tagetik at Wolters Kluwer. A seasoned enterprise B2B software leader, she brings deep experience in the enterprise performance management market and a sharp ability to translate emerging market signals into meaningful strategies for Finance leaders.
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