Aon と TeamMate Audit
Aonは、リスク、退職給付、健康関連ソリューションを提供する世界有数のプロフェッショナルサービス企業です。社名の「Aon」はゲール語で「一体性(oneness)」を意味します。しかし、5つの地域に分散した75名の内部監査人で構成されるグローバル内部監査組織にとって、「一つのチームとして機能する」ことは容易ではありませんでした。
従来、内部監査部門は「組織を取り締まる存在」として、価値を認められるというよりは受け入れられるべき機能と見なされがちでした。しかし、Aonの内部監査チームは、その認識を変えたいと考えていました。過去2年間にわたり、同チームのロードマップは、単なる「チェックリスト型」の保証業務から脱却し、リスクを予測し組織を守る戦略的な機能へ進化することを目指してきました。
しかし、組織における存在価値を証明し、「監視役」から「信頼されるアドバイザー」へ進化することは、適切なテクノロジーなしでは極めて困難でした。
「One Team」の文化を実現
すでに監査管理ツールを導入していたものの、Aonでは主に監査調書の保管庫として利用されているに過ぎませんでした。グローバルに活動する広範な監査チームとして、内部監査部門には、コラボレーションを促進し、「One Team」の意識を醸成できるツールが必要でした。文書やファイルを電子メールでやり取りする方法は、もはや効率的でも効果的でもなく、タイムリーかつ正確な情報に容易にアクセスできることが、これまで以上に重要になっていました。
Aonの内部監査チームは、単に文書を保管するだけの監査管理システムではなく、監査部門の影響力と存在感を高め、ステークホルダーとのエンゲージメントを促進できる、よりダイナミックなソリューションを求めていました。複数のベンダーを比較・評価した結果、Aonの内部監査チームは、Wolters Kluwerが提供する、柔軟に設定変更が可能なWebベースの監査・保証業務管理ソリューションであるTeamMateを採用しました。
Wendy Nicholasは、TeamMateの選定プロセスおよび導入プロジェクトのシニアプロジェクトマネージャーを務めていました。北米を拠点としているものの、NicholasがAonの他のグローバル拠点向け内部監査プロジェクトに携わることは珍しくありません。彼女によると、TeamMateの2つの機能が、Wolters Kluwerを選ぶ決め手となったとのことです。
リアルタイムレポーティング
信頼されるパートナーとしての地位を獲得するためには、事業に対する深い理解と、より大きなアドバイザリーの役割を担う意思が求められます。リスクがますます複雑化するなか、経営幹部やステークホルダーは、内部監査が提供する価値にますます依存するようになっています。TeamMateを活用することで、内部監査チームは監査結果と提言に容易にアクセスでき、それらを事業部門のマネジメントに迅速に伝達することができます。
私たちは、TeamMateに入力したデータを、有用な指標やレポーティングAPIに変換し、それらを組織のリーダーたちと共有することで、より良い意思決定に役立てることができています」とNicholasは述べています。「それによって、私たちはより多くの洞察と知見を事業へ還元することが可能になり、その結果として、組織に直接的かつ具体的な影響を与えるという私たちのロードマップを支えることにつながっています。」
将来の展望
監査および報告に要する時間は歴史的に長く、パンデミック以前から、内部監査人は監査プロセスの有効性をどのように向上させるかを再考する必要がありました。そして、この数年間に起きた出来事は、新たに出現するリスクを早期に特定することの重要性を、さらに強く認識させるものとなりました。
Aonの内部監査チームがTeamMateとその柔軟に設定可能な機能についての理解を深めるにつれて、Nicholasは、自身のチームが、 agileのような協働プロセスの迅速化やリスクの継続的なモニタリングを通じて、組織にさらに大きな価値を提供することを目指していると述べています。
"内部監査人として、私たちは常に、データをよりタイムリーかつ簡潔な方法で報告し、ステークホルダーにとってより理解しやすいものにする方法を模索しています」とNicholasは述べています。「私たちは、過去の400ページにも及ぶ監査報告書から脱却し、ダッシュボードやリスク領域を特定するための色分けされたグラフィックなど、より利用しやすい成果物へと移行してきました。これらはすべて、信頼されるアドバイザーとしての内部監査に対する認識へと変革し、最も大きな影響をもたらす形で組織に価値を提供したいという私たちの思いに関係しています”