ヘルス14 10月, 2025

デジタルの力を活用:NEJM & NEJM Evidence組織向けパッケージ

NEJM のご案内のとおり、2016年1月よりNEJM の日本版冊子は国際版冊子に統一されます。国際版には日本版冊子に含まれている日本語での要約や日本独自の広告は含まれません。国際版冊子は米国で制作され、お手許に届くまでに発行から一週間ほどかかる見込みです。NEJM を即時に読まれたい読者の皆様にとっては電子版が唯一となります。

The New England Journal of Medicine(NEJM)は、信頼できる医学情報の基準であり続けてきました。しかし、医療が急速に進化する中、紙面版の購読だけに頼っている組織は、大きな限界に直面する可能性があります。NEJMとNEJM Evidenceの組織向けデジタルパッケージがあれば、病院や学術機関は紙面版の制限を乗り越え、未来向けて拡充した医学知識提供モデルを利用できます。

この記事では、NEJMとNEJM Evidenceの組織向けデジタル購読が紙面版の欠点を補い、組織全体にわたって広範にもたらすメリットをご紹介します。

紙面版購読のみの課題

NEJMの紙面版が信頼を集めるリソースであることに変わりはありませんが、刻々と変化する今日の医療環境では不十分になりつつあります。

利用が制限される

紙面版は通常、個人や1箇所に送られるため、組織全体で広範囲にわたってタイミングよく同時に利用することはできません。異なる場所やシフト、あるいは遠隔で勤務するチームが、必要な時に情報を入手できないと、障害や遅延が生じます。

手作業での検索には時間がかかる

紙面版で特定の臨床ガイダンスを探したり、検索を行う場合、雑誌全体や索引に目を通さねばならないため、時間がかかるだけでなく、重要な時に情報を見逃しやすくなります。このような手作業によるプロセスは、効率的な臨床意思決定や学習を妨げます。

コンテンツの範囲に限界があるNEJM

の紙面版の購読では、The New England Journal of Medicineのみの利用となり、それも最新版と最近のバックナンバーに限られます。過去号の入手や、NEJM Evidenceのような新雑誌で最新の見解を読むのは困難です。このような情報は、デジタル購読でのみ得られます。

アップグレードすべき理由とは?NEJM & NEJM Evidence組織向けデジタル購読の主なメリット

NEJM & NEJM Evidenceパッケージの組織向けデジタル購読は、組織全体での利用方法に変革をもたらし、新たな可能性を開きます。

1. 包括的なアクセス:NEJMに加え、NEJM Evidenceも利用可能

紙面版の購読はNEJMのみに限られますが、デジタルパッケージではNEJMとNEJM Evidenceの両方を組織全体でご利用いただけます。NEJM Evidenceは、厳密な評価を経た原著論文と詳細な手法ガイダンスを掲載し、臨床試験デザイン、データ解釈、最新ベストプラクティスに関する知見をお届けします。両誌の利用により、最先端の臨床知識を入手できます。

2. 組織全体で同時に使用

デジタル購読では、臨床医、研究者、教職、学生など、権限を持つすべてのチームメバーがいつでも、どこでも、必要な時にNEJMとNEJM Evidenceにアクセスできます。紙面版を待つ必要も、利用権の制限に悩まされることもありません。

3. いつでも、どこでもアクセス可能

コンテンツは、インターネットに接続されているデバイスなら種類を問わず、病院でも、病棟でも、診療所でも、遠隔診療の場合でも、1年を通して利用可能です。このように柔軟に利用できるため、重要な医学情報がいつでも手に入り、十分な情報に基づいた診療や継続的な教育の支援が可能です。

4. 幅広く奥深いコンテンツアーカイブ

組織向けデジタル購読では、最新号だけでなく、1990年に遡る広範なアーカイブを利用できるので、検索、臨床評価、歴史的比較の強固な基盤を得られます。紙面版の購読では、このような奥深さと幅広さは不可能です。

5. 高度な検索ツール&プラットフォームへの統合

デジタル購読では、複数のプラットフォームでNEJM.orgとEvidence.NEJM.org全体をフルテキスト検索できるだけでなく、Ovid®をはじめとする組織向けプラットフォームへの統合が可能です。複雑なクエリに数時間ではなく、数秒で回答するため、貴重な時間を節約でき、検索成果が上がります。

6. 双方向型マルチメディアラーニング

NEJMとNEJM Evidenceのデジタルプラットフォームは、臨床動画、双方向型のCase Challenge(症例クイズ)、簡潔な研究概要、アクティブラーニングの促進、エンゲージメントの深化、知識のすばやい応用などを特徴としています。

7. ご所属機関に対するサポートとカスタマイズ

組織向けデジタル購読は、その価値を十分に活用していただくために、受賞歴を誇るオンボーディング、サポート、パーソナライズトレーニングを提供しています。また、ヘルプは年中無休で複数言語に対応しています。

結果:スマートな循環型の医療エコシステム

紙面版のみのNEJM購読からNEJMとNEJM Evidenceパッケージの組織向けデジタル購読への切り替えにより、以下が可能になります。

  • 物理的障壁や情報の障壁が排除され、生産性が向上する。
  • 最新研究やガイダンスへのすばやく包括的なアクセスで、エビデンスに基づいた診療を支援できる。
  • すべてのユーザーに対して、場所を問わず優れたリソースを提供し、医学教育とイノベーションを推進できる。

今すぐ切り替えて、所属機関のアクセスをレベルアップ

NEJMとNEJM Evidenceの組織向けデジタル購読への切り替えは、最新化に向けたステップというだけではありません。それは、所属機関の質、効率、競争力への戦略的投資です。クリニカルエクセレンス(臨床卓越性)、教育リーダーシップ、シームレスな連携を目指す組織に対して、デジタルパッケージは成功に不可欠なツールを提供します。

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