ガバナンスとは、組織とあらゆる企業行動についてコントロールし方向付けを行うことであり、構造及びプロセス、プラクティス、ポリシー、ルールの全体により実現されます。企業にとっては、コーポレート・ガバナンスを確立するということは、利害関係者と企業活動の調整を図りながら、利害関係者のそれぞれの利益についてバランスを取る、ということを意味します。

コーポレート・ガバナンスは、企業目標への到達はもちろん、そうした目標そのものの設定さえ可能とする、当該企業内の誰もが遵守するルールとコントロールのセットを作り上げるのを理想としています。コーポレート・ガバナンスは、リスクを軽減し行動を管理して企業責任が確実に果たされるよう、企業内の活動を管理しモニタリングしていくことを暗黙のうちに意味しています。コーポレート・ガバナンスには、内部統制、業績管理、報告、開示、企業価値、データ・ガバナンスが含まれますが、これだけではありません。コーポレート・ガバナンスへの包括的なアプローチは、こうしたプロセス全体を更に大きな社会的な環境、規制環境、及び市場環境の中に位置づけていきます。

しかし、ガバナンスはコーポレート・ガバナンスのみに止まりません。例えば、データ・ガバナンスは、データが不正に操作されたり、誤って変更されたりするのを確実に防止することを目的とした、コントロールとルールを義務付けることにより具現化されます。上記のように、ガバナンスはレポートのコントロールにも及びますが、ここでデータを一元化することにより、最終的な報告において提示される財務数値のセットを確実に一種類のみとすることを担保できます。また、ガバナンスは監査にも必須です。ガバナンスには、記録保持・監査証跡とログ、並びにコミュニケーションや活動における透明性の確保が求められるため、ガバナンスが確立された組織においては、監査人の数値に関する質問についても、確実に対応することができます。
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