財務11 5月, 2020

コーヒーチャットエピソード3 - IFRS 17 準拠...早く行動すべき理由について

CCH TagetikのRohan PersaudおよびMaha Nataranjanとのコーヒーブレイクチャット。なぜIFRS 17の適用を遅らせるべきではないのか、そして保険業界がリモート実装をどのように処理しているのかについて語ります。

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Coffee break chat with Rohan Persaud and Maha Nataranjan from CCH Tagetik on why you shouldn't delay your IFRS 17 and how Insurance are handling remote implementation.
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財務プロフェッショナル向けのコーヒーチャットにようこそ。私はRohan Persaudです。Tagetikオーストラリア支店でカントリーマネージャを務めています。コーヒーを片手にご覧ください。セッションでは、業界のエキスパートの見解、考え方、アイデア、経験を伺います。今日は、Maha Nataranjan氏をお招きしました。Mahaは、Tategikのアジア太平洋地域を統括するIFRSプラクティスの責任者です。Mahaと私はおよそ20年の間、協力したり競争したりしてきました。当時、私はHyperion、MahaはCognosにいて、しばらく一緒に働いた後、MahaはOracle、私はIBMに転職しました。長らく競い合う関係でしたが、Tagetikで一緒に働くことになりましたね。今日は、参加いただきありがとうございます。私は、常にあなたの考えや見解を高く評価していますよ。ありがとう、Rohan。素晴らしいご紹介でした。おっしゃる通り、我々は近付いたり離れたりしてきましたが、現在はTagetikで協力する関係です。世界は狭いものです。その通りですね。では、最初の質問です。IFRS第9号、15号、16号、17号が話題になっていますが、IFRS第17号とはどのようなものなのでしょうか。IFRS第17号とは、国際会計基準です。保険会社が準拠すべき測定モデルが細かく規定されているため、保険会社にとっては特に重要な基準です。その目的は、保険負債の測定モデルを標準化することにあります。 これにより、透明性、可視性、業界の同業他社との互換性が実現されます。なるほど。IASBは3月、IFRS第17号の発効日を2023年まで延期しましたね。これは、保険会社にどのような影響を及ぼしますか。当初2021年だった発効日は、まず2022年1月に延期されました。そして2020年3月、修正の複雑さ、ステークホルダーからのフィードバック、保険会社の準備状況を考慮した結果、2023年1月への延期が決定されました。保険会社にとっては、準備期間を確保できるという点でメリットとなります。ところが現在、COVID-19、在宅ワーカーの増加、ロックダウンなど、厳しい状況が続いていますが、多くの保険会社は必ずしも在宅ワークに対応できていません。このような状況の中、どのように準備を進めればよいのでしょうか。良い質問ですね。保険を含む金融サービスは、セキュリティやシステム構築上の理由から、在宅ワークへの移行が進んでいません。確かに、非常に難しい状況が続いていますが、対応は確実に進んでいます。実際、マレーシアの保険会社でソリューションの導入作業が進行中です。要件の調査と設計をすべてリモートで行い、ビジネスパートナーと顧客はすべてリモートで協業しています。COVID-19の影響やリモートワークは今後しばらく続くとみられますから、リモートワークへの対応に取り組んでいます。日程的に、まだ余裕があるのではないですか。これも良い質問ですね。2023年への延期には理由があります。この会計基準の修正の実装には、平均で18~24ヵ月かかります。実際には、作業を段階的に進める必要があります。具体的には、評価方法を記載した方向説明書の作成、ソリューションの詳細とベンダーの選定、ソリューションの導入、並列運転による競争力の確認、という複数のステップで構成されます。過去の経験から、18~24ヵ月かかると考えられます。余裕があるかといえば、ありません。間近になって急いで対応しようとしても、適切なリソースが見つからない恐れがあります。そして、BAU(通常業務)はチームワークです。IFRS第17号のチームは、保険数理、財務、会計で構成されますが、それぞれの部門は、月次決算、四半期決算、経営陣向け報告資料などの作業に追われています。ですから、余裕があるかといえば、ありません。今すぐ対応に着手しなければ間に合わないでしょう。お互いさまざまなプロジェクトを経験してきましたが、時間は驚くほど早く進むことを実感しています。まだまだ先と思っても、2023年はあっという間にやって来るでしょう。さて、アジア太平洋地域において、さまざまなタイプや規模の保険会社や再保険会社で働いた経歴をお持ちですね。このセッションを視聴している方々に向けて、何かメッセージはありますか。IFRS第17号は、多くの保険会社にとって抜本的な変更となります。特に、社内に数理保険チームを持たない一般的な保険会社には非常に大きな変更が求められます。問題なく対応できる企業もあるでしょうが、システムプロセス、テクノロジ、人的な変更も伴います。「今すぐ着手する」というのが、私からの重要なメッセージです。さらに、現在、COVID-19によってリモートワークを余儀なくされているわけですが、BAUを保険数理、会計、IT部門のチームで進める場合、通常よりも導入に時間がかかることは明らかです。要件や導入への対応をリモートで行うと生産性が若干低下するため、通常よりも時間がかかってしまいます。以上の課題は、2つの方法で解決できます。第1に、機能が事前構築されたソリューションを選定するべきです。ただし、事前構築が制限にならず、個々のニーズに応じた柔軟な設定が可能であることが条件です。つまり、IFRS第17号にすぐ対応できるソリューションです。第2に、保険数理、会計、IT、財務の各部門でチームを編成してください。IFRS財務報告標準への対応には、財務、保険数理、ITが関与しなくてはなりません。また、豊富な知識を持った導入チームも必要です。過去に複数の導入案件に携わり、IFRS第17号のような法規制対応ソリューションに関して豊富な経験を持つベンダーを選定してください。以上をまとめると、事前構築されたソリューション、適切なチーム、法規制レポーティングソリューションの経験を持つベンダーという3つの要件を満たす必要があります。また、もう1年待つのではなく、今すぐ着手すべきです。なるほど。非常に役立つアイデアをいただき、ありがとうございました。Rohan、こちらこそ、ありがとうございました。皆さま、ご視聴ありがとうございました。さらに詳しい情報が必要な方は、画面に表示されているMahaと私のメールアドレスまでお問い合わせください。LinkedInでもつながることができます。また、Mahaのブログ記事、WebウェビナーやWebキャストのアーカイブでは、IFRS第17号への対応に特化した内容をお届けしています。やるべきこととやってはいけないこと、すぐに着手すべき理由、準備に何が必要なのかなどを解説していますので、是非ご覧ください。ありがとう、Maha。来週はオーストラリアKPMGのDaniel Bruce氏をお迎えする予定です。彼が担当する財務戦略とパフォーマンスポートフォリオ、さらには財務部門の未来についてお話しを伺います。来週またお会いしましょう。ありがとう、Rohan。
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