患者の治療にあたる時、最も複雑な判断が必要となるのは、適切な医薬品と用量・用法の選択です。エビデンスは急速に変化し、患者症例は複雑化し、治療選択肢は拡大し続けています。こうした意思決定をするときには支援が必要です。また、患者の一連のケア全体にわたって、こうした意思決定を他の医療チームメンバーの行動と一致させなければなりません。

医薬品情報を統一する効果

UpToDateのトピックは、エビデンスに基づいた現実的なインサイトと推奨事項で、医薬品に関する適切な意思決定を支援します。 UpToDateの医薬品モノグラフには、それぞれ成人・小児・高齢者に関する詳細な情報が掲載されており、患者一人ひとりに合わせて確信を持って意思決定を行うのに役立ちます。

UpToDateの医薬品トピックと、Lexicomp®のより広範な医薬品情報は、同じ編集チームが担当しています。つまり、患者を治療する際に確認するコンテンツは、看護師や薬剤師など、Lexicompを使用している他の医療チームメンバーが見ているコンテンツと整合性が取れているということです。このような相乗効果により、異なるリソースを使用したがために相違が発生した場合の不必要な堂々巡りのやり取りがなくなります。また、患者にとっても、ペイシェント・ジャーニーを通して、明確で一貫した指示やガイダンスを受けられるというメリットがあります。

主要医薬品情報を容易に入手

患者の治療では、すばやい対応が求められる中で最善の意思決定を行わねばなりません。明確で簡潔な医薬品モノグラフは、医薬品情報をその時々の意思決定に適用するのに役立ちます。医薬品トピックに加えて、UpToDateでは以下の医薬品データベースも利用できます。

  • 一般的 / 疾患別の用量・用法(エビデンスに基づいた適応外使用を含む)
  • 腎機能障害、肝機能障害、肥満、毒性などに応じた詳細な用量調整
  • 小児・新生児向けの用量・用法
  • 薬物間、薬物薬草間、薬草間の相互作用をより詳しく分析する、独立した薬物相互作用プログラム(Lexi-Interact)
  • 薬物有害作用、警告、および使用上の注意(前投薬情報や患者のモニタリングパラメータなどの実用的な詳細を含む)
  • 医薬品の製品名、分量、剤型などの詳しい投薬情報
  • 現在の米国食品医薬品局(FDA)の特別警報およびカナダ保健省の主な安全性情報

UpToDateの薬物相互作用データベースは、臨床活動に必要な知識を強化し、ケアの質と安全性を高めるのに役立ちます。

詳細な医薬品情報が必要な場合

さらに広範におよぶ医薬品リソースや支援が必要な場合は、Lexicompの完全版購読でご利用いただける全コンテンツとツールをご覧ください。

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標準を打ち立てる:腎機能に応じた用量調整

世界人口の13.4%が慢性腎疾患を患っており1、入院患者の23%に急性腎障害が発生していることが研究で示されています2。このような状況でも、腎機能に応じた用量調整は未だに世界的な課題です。それは、そうした推奨事項の標準的な基準がまだ存在しないからです。

このような高リスク患者の治療は拡大しており、適切な用量・用法に関するエビデンスも増加しています。UpToDateの医薬品情報では、医薬品モノグラフに追加された腎機能に応じた用量・用法を参照できます。腎疾患患者への適切な用量・用法について、詳細でさまざまな状況を考慮した推奨事項を示し、患者一人ひとりのニーズに対処しています。この情報は、医療チームがLexicompで確認する内容と一致しています。それは、同じ編集チームが作成を担当しているからです。

処方の場でフォーミュラリー遵守を高める

臨床医は処方指示を出す時に、所属機関のフォーミュラリー方針を詳しく把握していない場合があります。FormulinkのカスタムフォーミュラリーデータベースのサービスをUpToDateに統合すると、臨床医は疾患を調べて投薬に関する意思決定を行うと同時に、所属機関のフォーミュラリーを参照し、医薬品の収載状況、制限事項、方針、手順などを確認できるようになります。これにより、時間を節約し、薬剤師と処方医がやり取りを繰り返すことから生じる遅延を低減できます。その結果、処方指示が全員にとってより効率的になるだけでなく、さらに重要なことに、患者も服薬治療をすぐに始められます。

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Screenshot of the integration of Formulink with UpToDate video
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UpToDateへFormulinkを統合
LexicompのカスタムフォーミュラリーソリューションFormulinkが、UpToDateに統合可能になりました。これにより、臨床意思決定と同じワークフローで、医療機関の医薬品方針についての情報を利用できるようになります。
  1. Hill N. R., Fatoba S. T., Oke J. L., et al. Global prevalence of chronic kidney disease - a systematic review and meta-analysis. PLoS One. 2016;11(7, article e0158765) doi: 10.1371/journal.pone.0158765.
  2. Wang H. E., Muntner P., Chertow G. M., Warnock D. G. Acute kidney injury and mortality in hospitalized patients. American Journal of Nephrology. 2012;35(4):349–355. doi: 10.1159/000337487.