日本でのWebベースの臨床知識支援システムの病院での使用と研修医の基本的臨床能力評価試験の結果:全国観察研究

Kataoka K, Nishizaki Y, Shimizu T, Yamamoto Y, Shikino K, Nojima M, Nagasaki K, Fukui S, Nishiguchi S, Katayama K, Kurihara M, Ueda R, Kobayashi H, Tokuda Y. Hospital Use of a Web-Based Clinical Knowledge Support System and In-Training Examination Performance Among Postgraduate Resident Physicians in Japan: Nationwide Observational Study. JMIR Med Educ 2024;10:e52207.

この研究では、日本の215軒の教育病院に勤務する3,000人以上の研修医のデータを収集した。

  • UpToDateの使用頻度が高い病院の研修医は、使用頻度が低い病院の研修医と比較して、基本的臨床能力評価試験の点数が高かった (平均点26.9 対 26.2, p = 0.009)。教育環境に関連する複数の個人差変数と病院レベル変数の調整後も相関が見られた。
  • この結果は、包括的医学教育プログラムの一環としてUpToDateを使用する価値を裏付けている。

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臨床現場での医学生と研修医によるモバイルアプリの使用:探索的研究

Fournier K. Mobile app use by medical students and residents in the clinical setting: an exploratory study. J Can Health Libr Assoc. 2022 Apr 1;43(1):3-11. doi: 10.29173/jchla29562. PMID: 35950082; PMCID: PMC9359684.

オタワ大学で高学年医学生と研修医を対象に実施されたこの調査では、UpToDateは図書館で提供されていなかった (Dynamedなどの臨床意思決定支援リソースは提供されていた) にもかかわらず、圧倒的に好まれ、最も使用されていた医学アプリであった。

  • 臨床医意思決定支援アプリでは、MDCalc (20%)、Spectrum (16%)、Medscape (10%)...Lexicompおよび Dynamed (6%) と比較して、UpToDateは76%に好まれていた。
  • 医薬品情報アプリでは、他のアプリが10%未満 (Micromedex 1%) であったのに対し、UpToDateとLexicomp (併用) は 56% に好まれていた。
  • 有用度を5段階のリッカート尺度で測定したところ、UpToDateは4.6、Lexicompは4、DynaMedは3.1であった。

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スリランカのプリインターンおよびキャリアの早期段階にある医師の知識探索行動:横断研究

Chaturaka Rodrigo, Sachith Maduranga, Milinda Withana, Deepika Fernando and Senaka Rajapakse. BMC Research Notes 2015, 8:610 doi:10.1186/s13104-015-1600-3.

  • UpToDateは、医学知識の全般的な修得を目的として利用されているオンライン情報源の1つに数えられる
  • キャリアの早期段階にある医師の間でよく使われている

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内科研修中の医学知識習得に結びつく要因

McDonald FS, Zeger SL, Kolars JC. Factors associated with medical knowledge acquisition during internal medicine residency. J Gen Intern Med. 2007 Apr 28.

メイヨークリニックで内科研修医を対象に、症例検討会への参加や電子情報源(UpToDate)の使用などの学習習慣が医学知識の習得に及ぼす影響を、IM-ITE試験を基準に検討した。IM-ITEは、内科研修医が3年間の研修期間に得る医学知識を査定する。スコアは研修年数を経るごとに上がり、研修期間中に医学知識を習得していることを反映している。試験の成績は、その後に続く米国内科専門医試験の成績と相関している。著者は、各研修医によるUpToDateの利用度(利用状況ログに基づく)とIM-ITEのスコアに相関性があるとした。UpToDateを1日20分使用すると、それに応じてIM-ITEスコアが研修期間全体を通して上昇した。モデルは完全に調整され、IM-ITEの成績に結びつく既知の共変量だと考えられた。これは、UpToDateの使用が、成績の独立変数であることを示唆している。同程度のプラス効果が、症例検討会への定期的参加でも認められた。また、著者は、臨床情報を得るためにUpToDateを最も多く使用するという18,000名の研修医を対象とした調査についても言及した。これらのデータ(およびUpToDateに関連するこれまでの研究)は、UpToDateが医学教育および医学知識の習得で重要な役割を果たしていることを示している。

  • 症例検討会への参加、および電子情報源の自主的な購読は、1年間の研修に相当する知識習得と独立的に関連し、その関連は統計的および教育的に有意であった。

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研修医はPDAおよびUpToDateをどのように活用し、どのように認識しているか

Phua J, Lim TK. How residents and interns utilize and perceive the personal digital assistant and UpToDate. BMC Medical Education 2008, 8:39. doi:10.1186/1472-6920-8-39.

シンガポール国立大学病院の調査で、UpToDateを5カ月間使用したところ、UpToDateが患者管理の変更に結びついたと報告した回答者は60%、UpToDateを同僚に奨めると報告した回答者は95%であった。

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内科研修医の学習習慣についての多施設調査

Edson RS, Beckman TJ, West CP, Aronowitz PB, Badgett RG, Feldstein DA, Henderson MC, Kolars JC, McDonald FS. A multi-institutional survey of internal medicine residents' learning habits. Med Teach. 2010;32(9):773-5.

UpToDateは最も有効な学習リソースであると95%が報告。臨床上の疑問に対する回答を入手するための第一選択肢はUpToDateであると90%が報告。

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電子医学情報源の使用と内科医資格維持試験スコアで判断する診療特性の関係

Cooper AL, Elnicki DM. Resource utilization patterns of third-year medical students. Clin Teach. 2011 Mar;8(1):43-7.

資格維持試験(MOC)の成績は、ケアの質に関係している。メイヨークリニックは、電子医学情報源の使用、および内科医資格を更新する医師の診療特性と試験スコアの関係を検討した。

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電子医学情報源の使用と内科医資格維持試験スコアで判断する診療特性の関係

Darcy A. Reed, MD, MPH, Colin P. West, MD, PhD, Eric S. Holmboe, MD, Andrew J. Halvorsen, MS, Rebecca S. Lipner, PhD, Carola Jacobs, BA, and Furman S. McDonald, MD, MPH. Relationship of Electronic Medical Knowledge Resource Use and Practice Characteristics with Internal Medicine Maintenance of Certification Examination Scores. J Gen Intern Med. 2012 Feb.

資格維持試験(MOC)の成績は、ケアの質に関係している。メイヨークリニックは、電子医学情報源の使用、および内科医資格を更新する医師の診療特性と試験スコアの関係を検討した。

  • UpToDateの使用は、内科医資格維持試験(IM-MOCE)での高得点と関連性があった。

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日本の研修医における入院患者経験数, 救急医療研修, オンライン学習リソースが総合診療のIn-Training Examinationスコアに及ぼす影響

Kinoshita K, Tsugawa Y, Shimizu T, Tanoue Y, Konishi R, Nishizaki Y, Shiojiri T, Tokuda Y. Impact of inpatient caseload, emergency department duties, and online learning resource on General Medicine In-Training Examination scores in Japan.International Journal of General Medicine 2015:8.

日本で研修医に義務付けられている2年間の卒後研修プログラムを提供する教育病院において、初期研修医(卒後1年・2年)を対象に、総合診療(General Medicine)のIn-Training Examination(GM-ITE)を使用して臨床知識を評価する調査を実施した。

  • 救急研修頻度が1か月に4~5回の研修医は、それより多いまたは少ない研修医と比較して平均スコアが高かった。
  • 入院担当ケース数が最も多かった研修医は、より少なかった研修医と比較して平均スコアが高かった。
  • UpToDateのトピック閲覧数が多い病院ほど、有意に高い平均スコアを示していた。

救急研修頻度, 入院担当ケース数およびエビデンスに基づいた電子リソースの利用に、研修医の臨床知識の向上との関連が認められた。

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ある医大の医療従事者の情報購読習慣:頻度、有用性、困難

Leff B, Harper GM, The reading habits of medicine clerks at one medical school: frequency, usefulness, and difficulties. Acad Med. 2006 May;81(5):489-94.

UpToDateはジョン・ホプキンス大学の医学生に最も一般的に使用されている情報購読源で、最も有用だと評価された。

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