患者にとっては、一つひとつの意思決定が重要

患者の治療にあたる時、医療従事者は患者が伝える情報、自身の臨床経験と知識、最良のエビデンスとガイドラインに基づいて意思決定を行います。ここでは、検討する情報の一つひとつが判断に影響します。だからこそ、ポイントオブケアでは、信頼の置けるエビデンスに基づいた臨床ガイダンスと問題の解決法が必要なのです。

UpToDateでは、7,400人以上の執筆者と編集者が、深い専門知識を駆使して文献を厳密に評価し、明確な診断ガイダンスや、治療やスクリーニングに関する明確な推奨事項をはじめとする独自のコンテンツを作成しています。

UpToDateの執筆者や編集者にとって、臨床トピックを掲載する前に、執筆・更新する内容の1行1行を議論するのは当然です。UpToDateが手元にあれば、ケアに関する最善の意思決定を確信を持って下せます。

UpToDateは、単なるエビデンスのまとめではありません。「利用しやすさ」と「実用性」を念頭に作成されている包括的なコンテンツは、複雑で難しい臨床上の疑問を解決します。

UpToDateが世界で最も信頼されている臨床意思決定支援リファレンスである理由は、厳格な編集プロセスにあります。それは単なる目標でも、机上の計画でもありません。妥協することなく、必ず従うという決意です。

臨床医でもあるUpToDateの執筆者、編集者、査読者は、日々協力してエビデンスに基づいた簡潔な内容と推奨を作成し、ポイントオブケアですぐに検索できる形式にまとめています。

各トピックの編集は専門医が執筆を担当し、その分野の少なくとも2名の医師がチェックします。このようにチームを組んで文献を総合的に確認し、合意の上で治療やスクリーニングに関する明確な推奨をすることで、臨床医がケアに関する最善の意思決定を行えるように支援します。

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独自の編集プロセスと適切な内容の重要性
UpToDateの内容は、臨床医がポイントオブケアで最新エビデンスを入手できるように、三段階にわたる独自の確認プロセスを経て作成されています。その詳細を、Wolters Kluwer Health Clinical EffectivenessのCEOを務めるデニース・バソー医師が説明する動画でご覧ください。

編集プロセスの中核を占めるのは透明性、厳格性、独立性

各臨床トピックの一番上には、出版物や文献の確認日や詳細なリンクとともに、執筆者と編集者が明記されています。執筆者の所属組織や査読者の情報、リンク付きの参考文献一覧も記載されています。

UpToDateでは、臨床上の疑問に適用できる臨床エビデンスの特定、確認、統合に体系的なアプローチを採用しています。エビデンスの階層の頂点にあるのは、方法論的に質の高いメタ解析と無作為試験で、その下に方法論的に限界のある無作為試験があり、次に観察研究と非体系的臨床観察が続きます。関連データがすべて示される体系的レビューにエビデンスがまとめられている場合は、より確実な推論となります。医師でもあるUpToDateの副編集者は全員、臨床疫学の訓練を受けており、編集プロセスの統合性と整合性を確保すべく執筆者と密接に協働しています。

医薬品の適応外使用(アメリカ食品医薬品局に承認されていない使用方法)については、 Lexicomp®. の医薬品モノグラフを確認することをおすすめします。医師や薬剤師でもある編集者と専門家が協力し、臨床洞察と医薬品コンテンツを連携させており、一部のモノグラフはUpToDateでもご利用いただけます.1

使用条件や用量・用量、投薬スケジュール、禁忌に関する変更を、UpToDateの医薬品情報データベースでご確認ください。トピックによっては、「適応外使用」を取り上げている場合もあります。

Wolters Kluwerの利益相反方針では、その内容が公平で偏りがなく、広告や資金提供を受け付けないと定めています。

graphic of UpToDate editorial process in Japanese

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編集部へのフィードバック:医療の実践にインパクトを与える

UpToDateでは、臨床医の皆様の貴重なご意見をありがたく受け付けています。長年にわたり、UpToDateでは、このようなご意見を内容の改善に役立ててまいりました。UpToDateでは最終的なピアレビューとして、利用者のご意見を参考にしています。

編集部へのご意見等がございましたら、臨床トピックページの右側にある「Feedback」ボタンよりお送りください。

  1. 臨床医薬品リファレンスの Lexicomp では、用量・用法、腎機能に応じた用量調整、輸液混合、薬物相互作用、適応外、ファーマコゲノミクスなど、包括的な医薬品ガイダンスをご利用いただけます。
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