急速な市場変化や地政学リスク、AIの進化により、従来の「四半期見通し」や「中期経営計画」では経営判断が困難になっている。多くの企業が予測精度の限界や情報分断に直面し、企業価値やROIC向上にも影響が及んでいます。
こうした中、味の素グループは中期経営計画を廃止し、ローリングフォーキャスト導入と管理会計の高度化によって新たな経営モデルへの転換を進めています。アミノサイエンスを核に、食品や医療、バイオ、素材など多角的に事業を展開。2023年には中期経営計画を廃止し、社会価値と経済価値の両立を目指す独自指標「ASV」を導入。3年ごとの数値目標に縛られる経営から脱却し、2030年の理想像から逆算した柔軟な戦略へ転換されました。
加えて、環境変化に迅速に対応するために四半期見通しをやめ、ローリングフォーキャスト(RF)による継続的な業績見直しをグローバルに展開しています。
しかし、ASV経営とRFを推進の前には、予算・実績・非財務情報が別システムで管理されているため、Excelでの集計に膨大な時間がかっているという現状がありました。
こうした課題を解決し、管理会計の高度化を目的するため、味の素グループはCPMシステム「CCH Tagetik」の導入を決意。CCH Tagetikの導入プロジェクトは現在も進行中ですが、データの一元化と作業自動化による効果が既に出始めています。
導入後の具体的な効果については、ぜひ本資料をダウンロードし、詳細をご覧ください。