レイヤーズ共催|PBR改善に向けた布石をどう打つか、ROIC経営の導入と浸透
株価が純資産の何倍かを示すPBR(株価純資産倍率)が1倍を割っている企業は、「株主価値を損なっているため上場失格」と見なされることがあります。このPBR改善が急務となっている中、PBRとの相関性を有した資本収益性を向上させるために、ROIC経営の導入が求められています。
ROIC経営の導入を成功させるための第一のポイントは、ROICの活用目的を明確にすることです。この認識が曖昧なまま外部からの要請に従って形だけを導入し、実際の意思決定・改善活動に結びついていない、という状況を多く目にします。
そして第二のポイントは、定常的にデータ取得が出来る基盤を整えることです。理想論を追求する一方、定常的にモニタリングする体制が整えられず、絵空事で終わってしまっている企業も多く存在します。
そこで、ROICマネジメント導入に向けて、活用目的をどう定義し、情報基盤をどのように構え・取り組んでいくべきかを、事例踏まえてご紹介いたします。
<こんな方におススメ>
- 事業別ROICの見える化はできたが、経営に活かすことができていない
- 自分たちのKPIが経営目標につながるという現場の意識を高めたい
- ROIC経営の導入に取り組んでいるが、システムの選定や導入には至っていない
■講演内容
【講演Ⅰ】PBR改善とROIC経営の実践!事例に学ぶ成功のポイント(20分)
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
経営管理事業部 ディレクター
公認会計士
杉野 林太郎氏
東証からのPBR改善の要請を受け、ROICの導入に取り組まれる企業が増えています。しかし、その結果は明暗が分かれています。ROIC経営を導入し、メリハリのある資源配分から成長を加速させている企業がある一方、特に経営活動は変わらず管理資料と作成工数が増えただけ、という企業も多くあります。
成功企業に共通するのは「やらされROIC」ではなく「やる気のROIC」として取り組んでいること。受動的に導入するのではなく、自社としてROICをどう活用するかを議論し、腹落ちした上でROIC経営を導入することが重要になります。その他にも、弊社の支援実績から得た成功ポイントをご紹介いたしますので、是非ご参加いただければと思います。
【講演Ⅱ】現場にROICを浸透させるための経営管理システム ~日本の大企業が次々とCCH Tagetikを選ぶ理由~(20分)
Tagetik Japan株式会社
シニアコンサルティングマネージャー
佐々木 敏夫
ROIC経営体質になるためのグループ経営管理の仕組みと、段階別のアプローチ方法をご紹介します。ROIC経営を組織に浸透させるための経営管理システム「CCH Tagetik」の優位性は明細情報にまで辿れるドリルスルーにあり、つまり現場からトップまで共通のオペレーションを可能にします。CCH Tagetikの活用事例とデモも交えてご覧いただきます。
【質疑応答】講演者による質疑応答時間(10分)
皆様からのご質問を取り上げながらROIC経営の実践についてさらに深堀しています。
ぜひ最後までご覧ください。