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研究種目

リソースの限られた状況でUpToDateを使用する際の障壁は克服できる

Valtis YK, Rosenberg J, Bhandari S, et al. Evidence-based medicine for all: What we can learn from a programme providing free access to an online clinical resource to health workers in resource-limited settings. BMJ Glob Health 2016; 1(1):e000041. (PMID 28588926)

リソースの限られた状況で寄付提供されたサブスクリプションの受領者の2013年から2014年にかけてのUpToDate使用状況ログの分析（施設サブスクリプション14件, 個人サブスクリプション405件）。約15万件のセッションが記録され, 受領者の61%で定期的な使用（週1回以上）が観察された。使用量全体の54%はアフリカの利用者によるものであった。アフリカの利用者は, 寄付提供サブスクリプションの受領者全体の41%であった。検索パターンは地域の疫学状況を反映していた。最も検索されていたトピックはアフリカでは”マラリアの臨床症状”だが、アジアでは”B型肝炎の管理”であった。

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UpToDateはリソースが限られた状況での医療に重要な役割を果たす

Valtis YK, Rosenberg JD, Wachter K, et al. Better evidence: Prospective cohort study assessing the utility of an evidence-based clinical resource at the University of Rwanda. BMJ Open 2019; 9(8): e026947. (PMID 31399450)

ルワンダ大学で547人の研修生を対象に、UpToDateが医学教育に与える影響を評価した観察研究。上級生は1日（平均）１.２４件のトピックを閲覧し、医科大学卒業後も継続してUpToDateを頻繁に利用していた。さらに、UpToDateの導入後、卒業試験の結果が前年に比べて向上した。開始時点では、学生の９２％がインターネットで利用できるデバイスを所有していると報告し、大部分が医学教育用の無料オンラインリソースの頻繁な利用を示していた。

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アフリカの医療従事者の臨床知識がUpToDateで強化される

McNairy ML, Wurcel AG, Huang F, et al. Health care workers in Africa access a broad range of topics using evidence-based online medical information. Glob Public Health 2012; 7(8):823. (PMID 22621407)

アフリカの４つの病院（ルワンダのリンクワビュー県病院とキルウ病院, マラウイのネノ県病院, 南アフリカのマッコード病院）でのUpToDateの使用の記述的研究。UpToDateの使用のトレーニングを受けた１００人以上の医療従事者を６か月間にわたって調査した。広範にわたる多様な医療トピックが検索されていた。医療従事者の約７８％は毎日あるいは毎週UpToDateを使用していたと報告し、７０％はUpToDateが教育に極めて役立つと回答した。UpToDateによって臨床知識が増加したとすべてのユーザーが報告した。

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UpToDateの普及は施設の支援に左右されるとウガンダとの提携が示す

Kinengyere AA, Rosenberg J, Pickard O, et al. Utilization and uptake of the UpToDate clinical decision support tool at the Makerere University College of Health Sciences (MakCHS), Uganda. African Health Sciences 2021; 21(2): 904.

Better Evidence at Ariadne Labsとの提携で、ウガンダのマケレレ大学健康科学部（MakCHS）にUpToDateへのアクセス権が供与された。アクセスは主に、携帯電話アプリを使用して行われた。２０１９年８月から２０２０年８月にかけて、４３,０４３件のログインと１５,５９１件の登録があり、有意義な使用状況が観察され、広範に渡るトピックが閲覧されたが、安定した普及には至らなかった。この結果は、臨床活動でのポイントオブケアツールの普及に対する支援を施設に促すために活用できる。

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UpToDateはリソースの限られた状況でも様々な方法で活用できる

Miller K, Rosenberg J, Pickard O, et al. Segmenting Clinicians’ Usage Patterns of a Digital Health Tool in Resource-Limited Settings: Clickstream Data Analysis and Survey Study. JMIR Form Res 2022; 6(5):e30320. (PMID 35532985)

医療従事者をUpToDateの使用パターン（短期ライトユーザー、短期ヘビーユーザー、長期ヘビーユーザー、長期イトユーザー、使用未経験者）を元に分類し、デジタルヘルスツールの使用を促進する要因を検討した。

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