動的なパスウェイが患者一人ひとりに合ったケアの提供を支援
ウォルターズ・クルワー・ヘルスは、UpToDate® Advanced™の国内における提供開始を発表しました。UpToDate Advancedは、動的でインタラクティブなアルゴリズムと、ケアにおけるばらつきの抑制を目的とした検査モノグラフで臨床意思決定を導くソリューションです。医療機関への支払額が引き下げられ、米国だけでも 回避可能なコストが 5,400億ドルを超える[*1] という状況の中、医療機関はコストを削減しながら患者全体を対象とした臨床意思決定を標準化するために、信頼性の高いエビデンスやツールを必要としています。
臨床におけるパスウェイは、質が高く効果的なケアの安定的な提供を目的としていますが、その策定や維持は簡単ではなく、導入には大きな困難が伴います。UpToDate Advancedは、継続的に更新されるパスウェイを医療従事者に提供し、患者一人ひとりに合った推奨事項を示すことでポイントオブケアでの意思決定を最適化し、効果的なケアを実現します。
プライマリケアから専門医療にまでにわたり約2,500人の医師が所属する ノバント・メディカル・グループ の最高医療情報責任者であるキース・グリフィン医師は、次のように述べています。「医療機関にとって、患者の安全性、臨床アウトカム、患者の満足度を高めるためにケアのばらつきを抑制することは必要不可欠です。今日、私たちは糖尿病や心房細動など、管理方法が複雑化している疾患に対処しています。UpToDate Advancedは、各患者に対して最適な臨床意思決定を下せるように我々医師を導いてくれます。」
UpToDate Advancedでは、インタラクティブな意思決定ワークフローにUpToDate Pathwaysを、異常な検査結果の評価や次のステップの判断にLab Interpretationを使用して、ケアのばらつきの主な原因となりうるさまざまな場面でケアを効率化できます。
ウォルターズ・クルワーのクリニカル・エフェクティブネス最高医療責任者であるピーター・ボニス医師は、次のように述べています。「ケアのばらつきは蔓延しており、コストがかかる上に、ケアの質を落としています。医療機関はケアのばらつきを抑制することで、コストをかけずに医療アウトカムを高められます。UpToDate Advancedの導入で、患者中心のワークフローが可能になり、医療従事者はケアにおける不要なばらつきの抑制に役立つ新たなリソースを入手することになります。」
UpToDate Pathwaysはインタラクティブな意思決定ツールで、最新のエビデンス、臨床経験、患者別の要因を考慮して最適な意思決定にたどり着けるように医師を支援します。Pathwaysは、アウトカムの向上に結びつくことで高評価を得ている臨床意思決定支援リソース、UpToDateのエビデンスと格付けされた推奨事項を元に作成されています。パスウェイは、UpToDateの11,000件を超える臨床トピック、医療計算機能、図表を使用して作成されています。
UpToDate Pathwaysは、ケアのばらつきがよく見られる一般的な疾患を対象としています。このようなばらつきは、エビデンスに基づいた臨床意思決定支援リソースで回避可能です。Pathwaysが扱う疾患は、国内外で用いられている医療の質に関する指標と結びついており、また、世界全体で150万人以上の医師が年間に5億件以上閲覧しているUpToDateのトピックの中で、最も多く検索されている疾患でもあります。
Lab Interpretationは、不必要な検査を減らし、誤診や有害な患者アウトカムの回避に役立ちます。Lab Interpretationは、異常に低い血糖値など、難しい検査結果の管理に使用できます。簡潔な指針は、評価に役立つだけでなく、追加検査が必要かどうかの判断など、すぐに取るべき措置とは何かを示してくれます。